四季の美しい景色を有する滋賀の南西に位置する竜王町。
鈴鹿山脈から琵琶湖に流れ込む栄養化の高い水は竜王の大地をとおり豊かな営みを紡いできた。
太古からの歴史も深く、額田王と大海人皇子が恋の詩を詠んだ地として知られ
“あかねさす 紫野行き 標野行き 野守は見ずや 君が袖振る”
“紫草の にほえる妹を 憎くあらば 人妻ゆえに われ恋ひめやも”
の相聞歌はあまりにも有名で演劇などでも再演されている。
近年では日本の三大和牛の“近江牛”の発祥の地である事は周知のとおりだ。
人々がハレの日に食べる料理「すき焼き」。
竜王町出身の竹中久次が明治初めに東京浅草で、すき焼きのルーツとなる牛鍋を食べさせる店を開業した事にさかのぼる。
近江牛は一躍ブランド牛としての地位を得て、すき焼きは庶民のご馳走として定着した。
また、坂本九の「上を向て歩こう」が海外で「SUKIYAKI」として大ヒットしたことで「スキヤキ」の名は世界中の人に知られるようになった。
現在、竜王町は近江牛もさることながらフルーツや野菜の県下一大生産地となっている。
このプロジェクトの「スキヤキ」とは、近江牛をはじめ竜王の豊かな食材が入り、そして鍋を囲む人の笑顔と輪をイメージしている。
竜王町で豊かな土地の幸せなひと時をすごしてもらえるようにと願いこめて。
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